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分散型電源で活路を開く

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原子力が稼動しないからといって、電力制限があるのは仕方ないとあきらめるのは本当に正しいでしょうか?
 
7月より自然エネルギーの買取が始まりました。当分の間エネルギーの全量を再生可能エネルギーで賄うのは時間がかかるのは当然です。
 
果たして2020年にどれだけ太陽電池熱変換効率がどれだけ向上するのかまだまだ未知数です。
 
原子力発電は揚水発電が使えるので、夏のピーク時に今後10年間有効でしょう。きちんと運用すれば新設しないとしても20年以上使える原子炉が16機あります。
 
今後を考えて政府目標を再生可能エネルギーで賄う具体的な数値目標を決めて、環境アセスメント法、自治体への関係法令の法制度改正も含めて、原子力だけではない(IGCC)石炭ガス化複合発電とコンバインドサイクル発電の活用を政府が後押しする必要があります。
 
計画停電があるようですが、都市部での電源としてコジェネレーションを積極的に行政計画の中で運用してはどうでしょう。
 
C/C発電(コンバインドサイクル発電)
機器構成:ボイラ+蒸気タービン+ガスタービン
圧縮した空気の中で燃料を燃やして燃焼ガスを発生させます。このガスの膨張力によりガスタービンを回転し、直結した発電機を回します。さらに高温の排ガスをボイラに導いて蒸気を発生させ、蒸気タービンを回します。
 
イメージ 1
 
 
IGCC(石炭ガス化複合発電)
機器構成:ボイラ+蒸気タービン+ガスタービンガス化炉
ガス化炉内で石炭をガス化し、燃料ガスを発生させます。この燃料ガスをガスタービンに導き、燃焼させることにより、ガスタービンを回します。さらに高温の排ガスをボイラに導いて蒸気を発生させ、蒸気タービンを回します。
 
イメージ 2
 
コージェネレーションとは?
コージェネレーションという言葉は、エネルギー分野では「熱電併給」と訳されます。一種類のエネルギーから電気と熱など、二つ以上のエネルギーを同時に取り出して、冷暖房や給湯、蒸気などに有効利用することで、総合的なエネルギー効率を高めるという画期的なシステムです。これまで、電気は遠くの発電所から送電されているために途中で電力が失われ、熱ロスや送電ロスが起こり、家庭で使うときには電気の量は減ってしまいます。もし、電気を使う場所で発電できれば、送電ロスはなくなるし、発電の際の熱も利用できます。最近は、急激な都市化で電気消費が大幅に増えています。コージェネレーションシステムは、こんな現代社会でエネルギー資源の有効活用に大いに役立つでしょう。
 
りん酸形燃料電池 (PAFC)[編集]
りん酸形燃料電池(PAFC, Phosphoric Acid Fuel Cell)は、電解質としてリン酸(H3PO4)水溶液をセパレーターに含浸させて用いる。動作温度は200℃程度で、発電効率は、約40%LHV。固体高分子形燃料電池と同様に白金を触媒としているため、燃料中に一酸化炭素が存在すると触媒の白金が劣化する。従って、天然ガスなどを燃料とする場合は、あらかじめ水蒸気改質・一酸化炭素変成反応により一酸化炭素濃度が1%程度の水素をつくり、電池本体に供給する必要がある。
工場、ビルなどの需要設備に設置するオンサイト型コジェネレーションシステムとして100/200kW級パッケージの市場投入がなされ、すでに商用機にて4万時間以上の運転寿命(スタック・改質器無交換)を達成している。[

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